第二種電気工事士

第二種電気工事士試験の詳細・難易度を詳しく解説!

電気関係資格の中で、まず初めに取得すべき資格と言ったらこの「第二種電気工事士」です!

工業高校生には特にオススメの資格で、学生時代に取っておくと、とても役立つ資格です。詳しく解説していきます。

1.第二種電気工事士とは?

私達に欠かすことのできない「電気」ですが、この電気の工事を行なう為には「電気工事士」という資格が必要になります。建物の規模や電圧階級などにより必要な資格は異なってくるのですが「第二種電気工事士」は主に一般住宅などの低圧の電気工事を行なうことができる国家資格です。第二種電気工事士を取得すると、一般住宅や商店などの600ボルト以下で受電する施設の電気工事を行なうことができます。

2.第二種電気工事士は就職に有利?

近年、技術者や電工の減少によりとても需要が高まっている資格です。企業も資格をもっている社員が欲しいため、就職にはとても有利になるでしょう。就職サイトなどを使えば大手の会社に入ることも夢ではないと思います。本音を言えば、もう一つランクが上の第一種電気工事士も取得しておきたいところなので、第二種電気工事士を取得してステップアップしていきましょう。

3.第二種電気工事士試験の難易度は?

★★★☆☆ 普通

誰にでも取得しやすい国家資格と言えるでしょう。筆記試験自体はあまり難しくなく、過去問の繰り返しをすれば確実に受かることができます。難易度を普通にした理由は実技試験の存在です。実技試験では実際に資材や工具を使って図面をみながら電気工事を行ないます。スクールや指導者がいれば問題なく合格することができると思いますが、独学では少し難しく感じるかと思います。筆者は高校2年生の頃に2週間ほどの勉強で第二種電気工事士の筆記試験合格を致しました。実技試験に関しては、やはり独学では厳しい部分があったため、スクールに通って取得をしました。資材や工具などの準備も大変な為、実技試験はスクールに通うのがオススメです。

工業高校生などは学校で講義を行なっている場合もあるので、それぞれ最適な方法で合格を目指しましょう。

4.第二種電気工事士の試験の内容は?

試験内容と出題範囲は以下のとおりです。

筆記試験

試験時間:120分

問題数:50問

回答方法:選択肢4つから1つを選んで回答

出題範囲

1.電気に関する基礎理論
①電流、電圧、電力及び電気抵抗 ② 導体及び絶縁体 ③ 交流電気の基礎概念 ④ 電気回路の計算

2.配電理論及び配線設計
① 配電方式 ② 引込線 ③ 配線

3.電気機器、配線器具並びに電気工事用の材料及び工具
① 電気機器及び配線器具の構造及び性能② 電気工事用の材料の材質及び用途 ③ 電気工事用の工具の用途

4.電気工事の施工方法
① 配線工事の方法 ② 電気機器及び配線器具の設置工事の方法③ コード及びキャブタイヤケーブルの取付方法 ④ 接地工事の方法

5.一般用電気工作物の検査方法
① 点検の方法 ② 導通試験の方法 ③ 絶縁抵抗測定の方法 ④ 接地抵抗測定の方法 ⑤ 試験用器具の性能及び使用方法

6.配線図
①配線図の表示事項及び表示方法

7.一般用電気工作物の保安に関する法令
① 電気工事士法、同法施行令、同法施行規則 ② 電気設備に関する技術基準を定める省令 ③ 電気用品安全法、同法施行令、同法施行規則及び電気用品の技術上の基準を定める省令

合格基準:正当率6割以上

実技試験

試験時間:40分

出題範囲

・電気工事技能試験
①電線の接続 ②配線工事 ③電気機器及び配線器具の設置 ④電気機器、配線器具並びに電気工事用
の材料及び工具の使用方法 ⑤コード及びキャブタイヤケーブルの取付け ⑥接地工事 ⑦電流、電圧、
電力及び電気抵抗の測定 ⑧一般用電気工作物の検査 ⑨一般用電気工作物の故障箇所の修理

試験方法

持参した作業用工具により、配線図で与えられた問題を、支給される材料で一定時間内に完
成させる方法で行います。

5.第二種電気工事士の試験日は?

第二種電気工士の試験は、筆記試験・実技試験ともに年に2回開催されます。
気軽にに挑戦しやすいため、資格試験の初心者にはお勧めの国家資格です。
以下のサイトから試験日を確認することができます。

第二種電気工事士試験日程

6.まとめ

国家資格に初挑戦する方や電気系に就職したい方にはおすすめの資格です。
中学生でも取得しているため、努力すれば誰にでも取得することができると思います。勉強方法なども紹介していきますので、是非一緒に第二種電気工事士試験合格に向けて頑張っていきましょう!

質問はこちらから!

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