2級ボイラー技士とは?難易度や内容を詳しく解説!
2級ボイラー技士は工場やビルなどの空調や、温水の供給に使用されているボイラーの運用・管理を行なう為に必要な資格です!
難しいようなイメージを覚えますが、特に難しいことはなく就職などにオススメの国家資格です。
難易度や受験資格などを詳しく解説していきます。
2級ボイラー技士とは?
2級ボイラー技士は、伝熱面積25㎡未満の規模のボイラーの作業主任者となることができます。
対象の規模のボイラーの監視・点検・修理など、管理や運用の全般を行なうことができます。
ボイラー技士の資格には2級ボイラー技士の他に、「特級」「1級」ボイラー技士も存在し、従事できるボイラーの規模等が変わってきます。2級はその中でも、一番規模の小さいボイラーが対象となっており、最初に取得すべき資格といえるでしょう。
2級ボイラーは就職に有利?
2級ボイラー技士が活躍する事ができる業界は、ビルメンテナンス業界やプラント運転員等です。
大型商業施設のビルメンテナンス業務やプラント関係の運転員等の就職に有利になるでしょう。
電力会社の発電所でも必要な資格になっていますので、電力会社への就職を目指している方は是非取得しておくと採用試験に有利だと思います。
2級ボイラーの難易度は?
★★★☆☆ やや簡単~普通の間くらい
多少の勉強は必要ですが、1ヶ月本気で勉強すれば合格することができる国家資格です。
少し理解するのが難しい内容も多少ありますが、毎日1~2時間勉強すれば取得できるレベルだと思います。
筆者は高校3年生の頃に、2週間ほどで取得することができました。
難易度が低い一番の理由としては合格基準が低い事です。
危険物取扱者等は3科目すべてで6割以上の正当率でなければ合格することができませんが、2級ボイラー技士は各科目4割以上の正当率かつ、全体で6割で合格となっています。
つまり、苦手な科目で6割を切っていたとしても、最低4割以上取り、他の得意科目で高得点を取れば合格できる可能性があると言うことです。この合格基準の低さが難易度を下げていると言えるでしょう。
合格率も毎年50%を超えています。
多少勉強すれば絶対に合格することができる資格なので、是非がんばりましょう!
2級ボイラー技士の受験資格
2級ボイラー技士には特に受験資格は無いため、誰でも受験することができます。
そのため、学生や未経験者でも気軽に挑戦できる資格となっています。
しかし、合格後の免状申請には以下のどれかの条件を満たす必要があります。
・ボイラー実技講習を受講(3日間の講習)
・ボイラー取り扱い技能講習を受講し、4ヶ月間の実務経験を積む
・試験を受ける前に職業訓練校で半年以上のボイラー実地研修を修了している
筆者は高校生であった為、ボイラー実技講習を受講することにより、2級ボイラー技士を取得することができました。毎年開催しているため、学生やボイラー関係以外の職種の方にオススメの取得方法です。
2級ボイラー技士の試験内容
試験内容と出題範囲は以下のとおりです。
試験時間:180分
問題数:40問(構造に関する知識10問・取り扱いに関する知識10問・燃料及び燃焼に関する知識10問・関係法令10問)
回答方法:CBT方式(選択肢4つから1つを選んで回答)
合格基準:全体の正当率が60%以上かつ、各科目の正当率が40%以上
2級ボイラー技士の試験日程
以下のリンクから試験日程を確認することができます。
年に2~3回ほど開催されているため、チャレンジしやすい国家資格と言えます。
まとめ
筆者的にはとても簡単な資格だと思っており、国家資格に初挑戦する方やプラント関係・ビルメンテナンス関係に就職したい方にはおすすめの資格です。実技講習などの壁はありますが、誰でも勉強すればとれる資格だと思いますので、頑張っていきましょう!
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