第一種電気工事士試験の詳細・難易度を詳しく解説！
電気関係資格の中で、第二種電気工事士のステップアップ資格である「第一種電気工事士」！
第二種電気工事士より少し難易度は上がりますが、取得しておくと就職にかなり有利になる資格です。詳しく解説していきます。
1.第一種電気工事士とは？
私達に欠かすことのできない「電気」ですが、この電気の工事を行なう為には「電気工事士」という資格が必要になります。建物の規模や電圧階級などにより必要な資格は異なってくるのですが「第一種電気工事士」は「第二種電気工事士」の範囲である一般住宅や商店などの600ボルト以下で受電する施設の電気工事(一般電気工作物)に加え、高圧受電している自家用電気工作物のうち、最大電力500kW未満の需要設備の電気工事を行うことができます。
2.第一種電気工事士は就職に有利？
3.第一種電気工事士試験の難易度は？
★★★☆☆ 普通
第二種電気工事士よりは少し難易度は上がりますが、一か月程度本気で勉強すれば誰にでも取得できる国家資格と言えるでしょう。筆記試験は多少計算問題を捨てても過去問の繰り返しをすれば合格することができます。ただ、第二種電気工事士同様に実技試験が難関です。実技試験では実際に資材や工具を使って図面をみながら電気工事を行ないます。スクールや指導者がいれば問題なく合格することができると思いますが、独学では電気工事の経験者でないと少し難しく感じるかと思います。主は高校1年生の頃、筆記と実技それぞれ1か月ほどの勉強で第一種電気工事士に合格することができました。実技試験に関しては、独学では厳しい部分があったため、スクールに通って取得をしました。資材や工具などの準備も大変な為、実技試験はスクールに通うのがオススメです。地域によって講習をしている機関がありますので、それぞれ最適な方法で合格を目指しましょう。
4.第一種電気工事士の試験の内容は？
試験内容と出題範囲は以下のとおりです。
筆記試験
試験時間：140分
問題数：50問
回答方法：マークシート方式(選択肢4つから1つを選んで回答)
出題範囲
１．電気に関する基礎理論
①電流、電圧、電力及び電気抵抗 ② 導体及び絶縁体 ③ 交流電気の基礎概念 ④ 電気回路の計算
２．配電理論及び配線設計
① 配電方式 ② 引込線 ③ 配線
３.電気応用
①照明、電熱及び電動機応用
４．電気機器、配線器具並びに電気工事用の材料及び工具
① 電気機器及び配線器具,蓄電池等の構造及び性能② 電気工事用の材料の材質及び用途③ 電気工事用の工具の用途
５．電気工事の施工方法
① 配線工事の方法 ② 電気機器及び配線器具の設置工事の方法③ コード及びキャブタイヤケーブルの取付方法 ④ 接地工事の方法
６．自家用電気工作物の検査方法
① 点検の方法 ② 導通試験の方法 ③ 絶縁抵抗測定の方法 ④ 接地抵抗測定の方法 ⑤ 試験用器具の性能及び使用方法 ⑤継電器の試験の方法 ⑥温度上昇試験の方法
７．配線図
①配線図の表示事項及び表示方法
８. 発電施設、送電施設及び変電施設の基礎的な構造及び特性
①発電施設、送電施設及び変電施設の種類、役割その他の基礎的な事項
９．自家用電気工作物及び一般用電気工作物の保安に関する法令
① 電気工事士法、同法施行令、同法施行規則 ② 電気設備に関する技術基準を定める省令 ③ 電気用品安全法、同法施行令、同法施行規則及び電気用品の技術上の基準を定める省令
合格基準：正当率6割以上
実技試験
試験時間：60分
出題範囲
・電気工事技能試験
①電線の接続 ②配線工事 ③電気機器及び配線器具の設置 ④電気機器、配線器具並びに電気工事用
の材料及び工具の使用方法 ⑤コード及びキャブタイヤケーブルの取付け ⑥接地工事 ⑦電流、電圧、
電力及び電気抵抗の測定 ⑧一般用電気工作物の検査 ⑨一般用電気工作物の故障箇所の修理
試験方法
持参した作業用工具により、配線図で与えられた問題を、支給される材料で一定時間内に完
成させる方法で行います。事前に公表された候補問題のうち、1問が出題されます。
5.第一種電気工事士の試験日は？
第一種電気工士の試験は、筆記試験・実技試験ともに年に1回開催されます。
第二種電気工事士取得後、ステップアップを目指す方にはお勧めの国家資格です。
以下のサイトから試験日を確認することができます。
6.まとめ
第二種電気工事士取得後、ステップアップを目指す方や電気関係での就職・転職を考えている方には是非ともおすすめの国家資格です。
中学生でも取得しているため、努力すれば誰にでも取得することができると思います。勉強方法なども紹介していきますので、是非一緒に第一種電気工事士試験合格に向けて頑張っていきましょう！
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